Q&A

Q:どのような時に心療内科を受診するのでしょうか?

A:ひとことでいうと、日常生活に支障が出てきたら…だと考えています。

何らかの原因でしんどくなり、眠りが悪くなったり、イライラしやすくなったり、疲れやすかったりして、日常生活が今まで通りに送れないように感じたら、早めに受診してください。

 

Q:どのような治療法がありますか?

A:薬を使う方法と心理療法が主となる2本柱です。

しかし、それだけではなく、環境を調整するように働きかけたり、日常生活に治すべき点があればそれをお伝えし、サポートします。

初診時に、じっくりとお話を伺い、何が求められているのかを理解するよう努めます。どのように解決していくか十分に話し合い、より納得のいく方法を一緒に探っていきましょう。

 

Q:お薬は怖いのですが、お薬なしでの治療は可能でしょうか?

A:いろいろな噂を耳にすると、怖いという気持ちを持つこともわかります。

実際には、薬を使わずに治療できる状態も少なくありません。

ただ、こころが揺れ動いている時には、少しお薬の力を借りて、気持ちを落ち着かせてから心理療法に取り組んだ方が、症状を和らげ易くすることもあります。

そのようなときには、服薬をおすすめしますが、患者さん自身の気持ちを第一に優先します。また、西洋薬が怖いと思われる方には、適切な漢方薬をおすすめすることもできます。

 

Q:引きこもっている家族、受診に連れていけない家族の治療は可能ですか?

A:ご本人の受診が難しい場合、ご家族の相談にお応えすることは可能です。

すべてのケースで言えるわけではありませんが、ご家族が相談する場所を得て、少しでも気もちが解放された方が、ご本人にとっても有効となる場合があります。ただ、ご家族の相談は保険診療の適応ではなく、自費となりますのでご了承ください。

 

Q:予約なしで突然行っても診察してもらえますか?

A:診察の予約枠が空いていれば可能ですが、当院は原則として『予約制』となっておりますので、場合によっては長時間お待ちいただくことや、当日は診療できず、後日の受診予約を取って頂くこともあります。

 

Q:先生と相性が合わなかったらと心配なのですが…?

A:いずれの科でもそうですが、心療内科・精神科という科は特に主治医との相性というのが、治療にとっても大事な要素となります。相性があまり合わない…と感じられた場合は、無理に続けると、症状とは別の要素でさらにしんどくなることもあるので、他の先生に代わることも必要だと思います。

私との相性がいまいち…と感じられた場合は、他へ変わる希望を遠慮なく仰ってください。ご自身の最善の治療のために。

 

Q:受診したことが勤め先や周りの人に知られることはないですか?

A:ご自身がお話にならない限りは知られることはありません。

また、勤め先の上司、人事の方が説明を希望されても、ご自身の了解がない限り、病状などについてお話しすることはありません。